ポイントの二重取りって結局どういう仕組み?やり方と、対象外の落とし穴
2026年9月4日・ためてこ編集部
「ポイント二重取り」という言葉、なんとなく強そうですが、中身を知らないと真似できません。
実際にやっていることは単純で、支払いを2段階に分けて、それぞれでポイントをもらうだけです。ただし組み合わせを間違えると1段目が丸ごと無効になります。ここを知らずに真似すると「思ったより増えてない」で終わります。
この記事の結論
二重取りの正体は「①クレカでQR決済にチャージ(カードのポイント)→②QR決済で支払う(決済のポイント)」の2段構え。カード単体だと0.5〜1.0%程度のところ、組み合わせ次第で1.5%前後を狙えます。ただしチャージがポイント付与の対象外になるカードや、そもそも特定のカードしか登録できないQR決済があるのが最大の落とし穴。「使えるか」ではなく「チャージにポイントが付くか」を必ず確認してください。
仕組み:支払いを2段に割る
① クレカでチャージ → カードのポイント
+
② QR決済で支払い → 決済アプリのポイント
= 合計還元
現金でチャージすると①が消えます。逆に、カードで直接店に払うと②が消えます。あいだにチャージを挟むことで、両方取る——これだけです。
店側で提示するポイントカード(共通ポイント)がある場合は、そこに③が乗って「三重取り」と呼ばれたりします。考え方は同じで、もらえる場所を重ねるだけです。
最大の落とし穴:チャージが対象外のことがある
ここが本題です。「そのカードでチャージできる」=「チャージでポイントが付く」ではありません。
| パターン | 結果 |
|---|---|
| チャージがポイント付与の対象外のカード | ✕ ①が消える=二重取りにならない |
| QR決済側が特定カードしか登録できない | △ 手持ちのカードでは組めない |
| そもそもクレカからのチャージに非対応の決済 | ✕ 組めない |
| チャージ分は付くが還元率が下がる | △ 計算し直しが必要 |
たとえば、同じ経済圏のカードでもQR決済へのチャージはポイント対象外という設計になっているものがあります。また、特定のQR決済は自社系列のカードしか登録できないことも。「有名な組み合わせだから大丈夫」ではなく、自分のカード×自分の決済アプリで確認するのが確実です。
確認の手順(そのままどうぞ)
- 普段いちばん使う決済アプリを1つ決める(増やしすぎない。これが疲れないコツ)。
- そのアプリの公式ヘルプで「チャージに使えるクレジットカード」を確認。
- 次にカード会社側の規約で「チャージはポイント付与対象か」を確認。ここが本番。多くの場合「ポイント付与対象外の取引」という一覧に書かれています。
- ①のチャージ還元率と②の決済還元率を足して、合計何%になるかを紙に書く。カード直払いの還元率より高ければ採用。
- 普段の買い物で1回試して、実際にポイントが両方付いたか明細で確認する。ここまでやって初めて「使える」と判断。
- 年に1回は条件が変わっていないか確認(改定は普通に起きます)。
やりすぎないための線引き
二重取りは効きますが、複雑にするほど続きません。ためてこの立場としては、次の線引きを勧めます。
- アプリは1〜2個まで。全部の経済圏を追うと、管理コストのほうが高くつきます。
- チャージは使う分だけ。還元のために大きな残高を眠らせるのは本末転倒(そのお金は投資にも回せません)。
- 還元のために買い物を増やさない。1.5%還元でも、不要な出費は100%の損です。
- 年会費のかかるカードは損益分岐を計算してから。
まとめ:仕組みは単純、確認だけが本番
| 確認ステップ | 確認先 | 判断基準 |
|---|---|---|
| ① チャージのポイント付与 | カード会社の会員規約(対象外一覧) | チャージがポイント付与対象ならOK |
| ② チャージ対応カード | QR決済アプリの公式ヘルプ | 手持ちのカードが登録・チャージ可能ならOK |
| ③ 合計還元率の比較 | 各社の最新還元条件 | カード直払い(0.5〜1.0%)より高ければ採用 |
二重取りは「チャージ」と「支払い」でポイントをもらうだけの単純な話。難しいのは仕組みではなく、自分のカードでチャージにポイントが付くかの確認です。ここさえ押さえれば、日常の支払いを変えるだけで還元が上がります。
還元で得たポイントを「使って終わり」にせず、元手に変えていく考え方はこちらにまとめています。
👉 投資原資が増えない時代の家計戦略──浮いたお金を元手に変える
出典:各クレジットカード会社が公表するポイント付与対象外取引の規定、および各QRコード決済サービスの公式ヘルプ(チャージ可能なカード・還元条件)。還元率および対象条件は各社が随時改定するため、実行前に必ず公式でご確認ください。