固定費

格安SIMはどう選ぶ?昼の速度とデータ量で決まる3つの分岐

2026年7月27日・ためてこ編集部

「格安SIM、安いのは分かる。でも種類が多すぎて選べない」

——選べないのは当然です。20社以上あって、料金表を全部見比べたら日が暮れます。でも実は、選ぶときに効く分岐は3つだけ。そこだけ決めれば残りは絞れます。

料金の細かい数字は変わるので追いません。代わりに「自分はどのタイプか」を決める分岐を、盛らずに整理します。

この記事の結論

格安SIM選びは ①昼の速度が要るか ②月のデータ量 ③通話をどうするか の3分岐でほぼ決まる。失敗の最大原因は「平日昼の速度」の見落とし——ここを許容できるかで、安さ最優先の MVNO か、速度が安定するサブブランドか、が分かれます。


まず「3タイプ」の違いを知る

格安SIMは大きく3つに分かれます。ここを混同すると選べません。

タイプ回線平日昼の速度料金
大手キャリア本体(ドコモ等)自社◎ 安定高め
サブブランド・オンライン専用
(ahamo / povo / LINEMO / UQ / Y!mobile / 楽天)
大手と同じ回線○ 昼も比較的安定
MVNO
(mineo / IIJmio / 日本通信 / HIS など)
大手から一部を借りる平日昼に落ちやすい安い

ポイントは MVNO は回線を"借りている"こと。だから利用者が集中する平日12〜13時台に速度が落ちやすい。価格.com などの実測比較でも、昼はサブブランドが100Mbps前後出る一方、MVNOは数十Mbps台に下がる傾向が報告されています(時間帯・エリアで変動)。


分岐①:昼に重い通信をするか

ここが最初で最大の分岐です。

  • 昼に動画・ビデオ会議・大きいDLをする(外回り・在宅ワークで昼も使う)→ サブブランド系が安心。数百円の差で「昼つながらない」ストレスを避けられる。
  • 昼はLINE・ニュース・地図くらいMVNOで十分。多少遅くても実用に困らない帯域なら、料金差のメリットが勝ちます。

「とにかく最安」で MVNO を選んで、昼に遅くて後悔——が一番ありがちな失敗。自分が昼に何をするかを先に決めるのが正解です。


分岐②:月のデータ量

料金差が一番大きく出るのが小容量帯です。まず直近3か月の平均データ使用量をスマホの設定で確認してから選びます(多くの人は思ったより使っていません)。

使い方目安向くタイプ
外ではLINE・ニュース・地図中心〜5GB小容量MVNO(料金差が最大)
そこそこ動画も見る10〜20GBMVNO中容量 or サブブランド
外でも動画をよく見る/テザリング多い20GB〜無制限サブブランド・楽天・povoトッピング

たとえば小容量帯には、日本通信SIMのように「1GB前後を数百円」で出すプランもあります(具体額は変わるので各社公式で確認)。大容量が要らない人ほど、格安SIMの恩恵は大きいです。


分岐③:通話をどうするか

  • 通話はほぼLINE通話→ かけ放題は不要。データ重視で選ぶ。
  • 電話をそこそこかける→ 5分/10分かけ放題オプションで足りるか確認。
  • 長電話が多い→ 完全かけ放題が安い事業者を軸に。povo はトッピング式で必要な時だけ足せる、mineo は MVNO の中でかけ放題が比較的安い、といった特徴があります。

乗り換えの手順(そのままどうぞ)

  1. 直近3か月の平均データ量を確認(スマホの設定→モバイル通信)。
  2. 上の3分岐で「サブブランド系か/MVNOか」を先に決める。
  3. 今の会社でMNP予約番号を取得(または「MNPワンストップ」対応なら不要)。
  4. 新しい会社に申し込み→SIM到着 or eSIM開通→回線切替
  5. 切替後にデータ通信・通話・SMSが使えるか確認。数分〜で開通します。

解約金・最低利用期間は今はほぼ無い事業者が主流ですが、念のため申込前に条件を確認しておくと安心です。


まとめ:分岐を先に、料金は後で

分岐→ サブブランド系→ MVNO
①昼の速度動画・ビデオ会議をするLINEや地図程度
②データ量20GB以上 or テザリング多〜10GB程度
③通話長電話あり・完全かけ放題LINE通話で足りる

格安SIMは「一番安い会社」を探すゲームではなく、「昼の速度・データ量・通話」で自分のタイプを決めるゲーム。タイプさえ決まれば、候補は数社に絞れます。

通信費は毎月かかる固定費。ここを一度下げると、その差額はずっと効きます。浮いたお金を何に回すかは、家計戦略のハブでまとめています。

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出典:総務省の電気通信サービスに関する公表資料、および価格.com等の通信速度実測比較。速度は時間帯・エリアで変動し、料金・プランは各社が随時改定するため、契約前に各社公式で最新をご確認ください。