固定費

オール電化の電力会社はどう選ぶ?昼夜料金の罠を避ける確認手順

2026年8月16日・ためてこ編集部

結論

オール電化の電力会社は、最安単価だけで決めないのが安全です。エコキュートなどが動く時間、昼間の在宅時間、契約容量、燃料費調整額などを同じ条件で並べて、直近の検針票で試算します。

オール電化は、ガス代がないぶん電気の使用量がまとまります。だから「電気単価が少し安い会社」を見つけるだけで終わらせたくなりますが、ここに昼夜料金の罠があります。

夜間単価が安くても、給湯や充電が昼に寄っていれば、思ったほど差が出ないことがあります。反対に、夜間に動く機器が多い家なら、時間帯別プランの相性が良い場合があります。電力会社のおすすめを断言する前に、まず自宅の使い方を把握する記事です。


オール電化の電気代が高く見える理由は?

最初に切り分けること

  • ガスで払っていた給湯・調理・暖房の一部も、電気の検針票に集まる
  • エコキュート、電気温水器、蓄熱暖房など、機器によって使用量が変わる
  • 料金単価以外に、基本料金・燃料費調整額・再エネ賦課金がある

オール電化では、給湯や調理などの用途が電気に集まります。経済産業省の「給湯省エネ2026事業」公式ページでも、エコキュートはヒートポンプの原理を使い、夜間電力や太陽光で発電した電力を活用してお湯を作り、貯湯タンクに蓄える機器と説明されています。

つまり「オール電化だから高い」「オール電化だから必ず安い」のどちらも雑です。家の機器と使用時間を見ない比較は、電卓を叩いているのに条件がずれている状態です。


昼夜料金の罠はどこにある?

確認すること見落とすと起きること
夜間の時間帯「夜」と思っていた家電の使用時間が対象外になる
昼間の在宅・暖房安い夜間単価より、高い昼間単価の影響が大きくなる
機器の沸き上げ時間給湯器の設定と料金プランの時間帯がかみ合わない
基本料金と調整額電力量単価だけの比較より請求額が増減する

電力会社の公式料金表には、対象機器や時間帯、燃料費調整額の扱いが書かれています。夜間単価だけを広告や比較表から拾わず、申込み候補の公式ページで「何時から何時までか」「どの機器が条件か」「調整額がどう加わるか」を確認するのが先です。

このように、夜間が安いという一行だけを切り出すと危険です。時間帯、対象機器、基本料金、調整額を同じ公式ページで確認します。料金は更新されるため、この記事の数字を申込み判断に使わず、申込み前に各社公式の最新情報で確認してください。


わが家の877.4kWhをどう比較したか?

根拠ファイルに残っている条件だけ
住宅東京エリア・オール電化
使用量877.4kWh(2026年3月実績)
追加条件PHEVを自宅で深夜充電

既存の比較記録では、この条件で東京電力のスマートライフLと複数の新電力を試算しています。ただし、この結果はPHEVの充電とオール電化の使用量が含まれる一世帯の記録です。家族人数、断熱性能、給湯器、在宅時間が違えば、そのまま再現できるとは限りません。

ここで大事なのは「877.4kWhならこの会社」と覚えることではなく、自分の検針票で同じ比較をする型を持つことです。比較記録の詳細は、電力会社を5社比較した実例にもまとめています。


今日そのまま真似できる比較手順は?

  1. 直近12か月分の検針票または会員ページから、月ごとの使用量を控える
  2. エコキュート・電気温水器・蓄熱暖房・EV/PHEVの有無と、主な稼働時間をメモする
  3. 候補各社の公式料金表で、対象エリア・加入条件・時間帯を確認する
  4. 候補プランごとに、基本料金+電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金の条件を揃える
  5. 昼間と夜間の使用割合を、自宅の生活実態に合わせて入力する
  6. 最安額だけでなく、解約条件・支払方法・サポート・会社の供給継続情報も確認する
  7. 最新の公式情報で再確認してから、切替日と現在の契約の解約条件を確認する

面倒ですが、比較サイトのランキングを眺めるより、請求書の数字を先に集めた方が迷いは減ります。私も最初からきれいに比較できたわけではなく、乗り換えのたびに「この条件は自分の家向けか」を確認するようになりました。


オール電化の電力会社選びで、やらないほうがいいことは?

○ やる

自宅の使用量と時間帯を基準に、同じ条件で比較する。

× やらない

広告の「最安」「最大還元」だけで、家に合うと決めつける。

料金プランは変わります。キャンペーンや還元率のような揮発する数字は、記事に固定して期待値を作るより、申込み時に各社公式で確認する方が安全です。特にオール電化は使用量が大きくなりやすいので、単価差の見た目だけでなく、年間の請求条件まで確認します。

結論として、オール電化向けの「おすすめ」は家の機器と時間帯で変わります。まず検針票を12か月分集め、夜間に動かせる量と昼間に使う量を分ける。そのうえで公式料金表を同じ条件にそろえる。この順番なら、昼夜料金の罠に気づかないまま乗り換える失敗を減らせます。


出典と注意事項

確認した一次情報
機器の仕組み:経済産業省・給湯省エネ2026事業「対象機器の詳細(エコキュート)」
給湯分野の制度・対象機器:経済産業省・給湯省エネ2026事業「事業概要」

比較記録の実測値は本文中のリンク先記事に記載した条件に限ります。料金・条件は変更されるため、契約前に各社公式の最新情報をご確認ください。

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