水道代を下げるには何から?東京都水道局の使用量目安で見る節水の順番
2026年10月17日・ためてこ編集部
水道代を下げようと思っても、蛇口に節水器具を付けるのか、お風呂の残り湯を使うのか、何から手をつけるか迷います。いきなり道具を買うと、節約より先に買い物が増えることもあります。
この記事の結論
最初は蛇口やシャワーの流しっぱなしを減らし、検針票で前月との差を見るところから。東京都水道局の目安では、歯磨き中に30秒流すと約6リットル、シャワーを3分流し続けると約36リットルです。実際の料金への影響は自治体の料金体系や家庭の使い方で変わるため、節水量をそのまま「月いくら」とは言い切れません。
最初に見るのは、料金より使用量
水道料金は地域ごとに料金体系が異なり、下水道使用料と一緒に請求されることもあります。そのため、別の地域の「これだけ節約できた」という金額を自宅に当てはめるのは難しいです。まず検針票や自治体のウェブ明細で、今回と前回の使用水量を比べます。
東京都水道局は家庭でできる節水方法の例と使用量の目安を公開しています。これは東京都の案内に載る目安で、すべての家庭で同じ量が減るという保証ではありません。それでも、日々の習慣のどこに水が流れているかを見つける手掛かりにはなります。
| 場面 | 東京都水道局の目安 | まず試すこと |
|---|---|---|
| 歯磨き | 30秒流しっぱなしで約6L | コップに水をくむ |
| シャワー | 3分流しっぱなしで約36L | 体を洗う間は止める |
| 台所 | 5分流しっぱなしで約60L | 食器の汚れを拭いてから洗う |
| 洗車 | 流しっぱなしで約90L、バケツなら約30L | 水をためて使う |
手間が少ない順に、流しっぱなしを止める
節水は、家族全員が細かいルールを覚える方法だと続きません。東京都水道局の例を参考に、蛇口を使う場面で「必要なときだけ出す」動作に置き換えます。
- 歯磨き:水を出したまま磨かず、コップにくんだ水ですすぐ。
- シャワー:髪や体を洗っている間はいったん止め、すすぐときに出す。
- 食器洗い:先に油汚れや食べ残しを拭き、洗い桶などを使える家庭ならため洗いにする。
- 洗車:ホースを流し続けず、バケツに水をくんで洗う。
浴槽の残り湯を洗濯や掃除に使う方法も東京都水道局が紹介しています。ただし、運ぶ手間や衛生面、洗濯機の説明書を確認して、無理なく続けられる場合だけで十分です。節水のために毎日重い水を運び、家事の負担が増えたら本末転倒です。
節水器具を買う前の○×チェック
器具を買う前に、まず無料で変えられる使い方を数日試します。家の水栓や給湯設備に合わない器具を買うと、取り付けられないことがあります。
購入前チェック
- ○ 検針票で、直近の使用水量を確認した
- ○ まず蛇口を止める習慣を試した
- ○ 器具を買う場合、メーカーの適合水栓・取付条件を確認した
- × 「節水率」だけを見て、自宅の水道料金が同じ割合で下がると思っている
水量が減っても、料金が同じ割合で下がるとは限りません。基本料金や下水道使用料の扱い、使用量区分は自治体によって違います。金額を見積もるなら、自分の自治体の料金表に今回の使用量を当てはめてください。
今日からできる、1か月の確かめ方
一度にいろいろ変えると、何が続いたのか分からなくなります。まずは家族に負担をかけにくい行動を一つ選び、次の検針で使用量を比べます。
- 検針票または自治体のウェブ明細で、今回の使用水量を記録する。
- 歯磨き中に水を止めるなど、家族で続けやすい行動を一つ決める。
- できれば同じ行動を1か月続け、次回の使用水量と比べる。
- 水量が変わらなくても、季節・在宅時間・洗濯回数など条件の違いをメモする。
- 使用量が急に増えた場合は、蛇口やトイレの水漏れを確認し、必要なら水道事業者へ相談する。
検針期間や家族の予定が違うので、1か月の比較だけで節水効果を断定はできません。数字を見て、続ける価値がありそうな行動だけ残せば大丈夫です。生活コスト全体を見直すときは、電気代を見直した実例と確認手順も参考になります。
出典:東京都水道局「節水にご協力を」(家庭でできる節水方法・使用量の目安)。水道料金は自治体や使用量で異なるため、お住まいの水道事業者の料金表・検針情報をご確認ください。