在宅ワークの電気代は何が増やす?家電を測って削る順番を決める方法
2026年11月5日・ためてこ編集部
在宅ワークを始めると、電気代が上がった気がする。でも原因をパソコンだと決めつけると、効果の小さい設定ばかり触ってしまうことがあります。仕事中に長く動く機器と、家にいる時間が増えて追加で使う機器を分けて見るのが先です。
この記事の結論
在宅ワークの電気代は、機器の名前だけでなく消費電力・使った時間・追加で使った時間で比べます。まず一週間、エアコン・照明・PC周辺機器の使い方を記録し、料金明細や電力計で確認できたものから対策しましょう。買い替えはその後で十分です。
PCのワット数だけでは決められない
消費電力が大きく見える機器でも、短時間しか使わなければ月全体への影響は小さいことがあります。反対に、仕事中ずっと使う空調や照明は、設定や使用時間の変化が積み重なります。省エネルギーセンターの家庭向け資料も、家庭でできる機器別の省エネ行動を紹介しています。どの機器が自宅で一番増えたかは、家の広さや季節、機種、働く時間によって変わるため、一般的な順位をそのまま当てはめないのが安全です。
| 確認するもの | 記録すること | 先に見る理由 |
|---|---|---|
| エアコン | 設定・運転時間・在宅日 | 季節と部屋の条件で差が大きい |
| 照明 | 点灯する部屋・時間 | 仕事場所を変えた影響を見つけやすい |
| PC・モニター・周辺機器 | 台数・稼働時間・スリープ設定 | まとめて動かしている機器もある |
| その他の家電 | 仕事中だけ追加で使う機器 | 電気ケトルなど短時間の利用も記録する |
一週間で「仕事が増やした分」を探す
請求額だけでは、在宅勤務の影響と気温や検針期間の差が混ざります。まずは同じ曜日の出社日と在宅日を比べ、使い方の違いをメモします。家全体の使用量が見られる電力会社のマイページや、コンセントに挟む電力計が使える場合は実測を優先してください。定格消費電力は実際の運転中の値と異なることがあり、機器の表示だけで電気代を確定しないようにします。
- 在宅日と出社日で、在宅していた時間帯をそろえて比べる
- 気温や在宅日数が大きく違う月同士は、単純比較しない
- 測れていない機器の消費量は、推測で円に換算しない
今日からできる確認手順
- 直近の電気料金明細から、使用量と検針期間を控える。
- 一週間、在宅日・出社日ごとに空調、照明、PC周辺機器の使用時間を記録する。
- 電力会社の時間帯別データや電力計があれば、同じ時間帯で使用量を比べる。
- 長時間使う機器から、設定温度・不要な照明・スリープ設定など費用のかからない対策を一つ試す。
- 次の明細で使用量を比べる。気温や在宅日数も一緒に見て、単純な前月比だけで効果を断定しない。
節電の優先順位を決める目安
| 記録の結果 | 次にすること |
|---|---|
| 使用時間が長く、電力計でも消費が目立つ | 設定や運転時間を小さく試す |
| 短時間しか使わず、消費も小さい | 後回しにして、手間をかけすぎない |
| 機器単体で測れず、家全体の増加だけ分かる | 在宅日と出社日の条件をそろえて再確認する |
| 古い機器の買い替えを考えている | 統一省エネラベルやメーカーの仕様で年間消費電力量を比較する |
いきなり機器を買い替えるより、まず追加で使っている時間を見つけるほうが手軽です。電力会社やプランの見直しも考えるなら、実際の使用量を把握してから比較すると判断しやすくなります。電気料金を見直すときの比較記事もあわせて確認できます。
出典:省エネルギーセンター「家庭における省エネ・節電のポイント」。機器の消費量・料金は機種、使い方、契約プランで異なるため、各家庭の明細・機器表示・メーカー公式仕様で確認してください。