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電力会社の乗り換え手順は?必要なものと日数をそのまま使える形に

2026年7月29日・ためてこ編集部

「電力会社を乗り換えたら電気が止まる期間があるのでは」「解約の電話をかけないといけないのでは」——これが、乗り換えを後回しにする一番の理由だと思います。

結論から言うと、止まりません。旧電力会社への解約連絡も基本的に不要です。ここでは、何を用意して、何日待てば切り替わるのかを、資源エネルギー庁と電力広域的運営推進機関(OCCTO)の資料をもとに整理します。

この記事の結論

  • 必要な情報は「供給地点特定番号」と「お客様番号」の2つだけ。検針票か会員ページで確認できる
  • 旧電力会社への解約連絡は不要。新しい電力会社が「スイッチング支援システム」経由で自動処理する
  • 切り替えまでの日数はスマートメーター設置済みなら約4日、未設置で工事が要るなら約2週間が目安
  • 切り替え中に停電はしない。工事も基本無料

乗り換えに必要なものは「番号2つ」だけ

電力会社の乗り換え申し込みで求められる情報は、実はとてもシンプルです。

必要な情報 何を示すか どこで確認するか
供給地点特定番号 その住所・契約を全国で一意に特定する22桁の番号 検針票、または現契約の会員ページ・アプリ
お客様番号 今契約している電力会社があなたを識別する番号 検針票、または現契約の会員ページ・アプリ

検針票が見当たらない、Web明細で紙を受け取っていない、という場合は、今契約している電力会社の会員ページ(マイページ)にログインすれば表示されます。それも分からなければ、今の電力会社に直接問い合わせれば教えてもらえます。


なぜ「解約の電話」が要らないのか

新電力に乗り換えるとき、多くの人が身構えるのが「今の電力会社に自分で解約を伝えないといけないのでは」という点です。ここは制度上の仕組みで解決されています。

電力広域的運営推進機関(OCCTO)が運用する「スイッチング支援システム」が、契約変更に必要な一連の手続き(今の供給契約の解約と、新しい供給契約・託送契約の締結)を一元的に処理します。つまり新しい電力会社に申し込むだけで、旧契約の解約は連動して自動処理されるという設計です。

申し込みはWebで完結することが多く、電話や書類の郵送は基本的に不要です。名義は契約者本人である必要があるので、家族名義の契約を代理で変更したい場合は本人確認の手順が追加されることがあります。

スイッチング支援システムが自動でやってくれること

  • ✅ 今の電力会社との解約手続き
  • ✅ 新しい電力会社との供給契約の締結
  • ✅ 送配電事業者との託送契約の締結
  • ❌ 電話連絡・書類の郵送(原則不要)

申し込みから切り替えまで、何日かかるか

「今日申し込んだら、いつから新しい電力会社になるのか」。ここが一番気になるところだと思います。目安は、スマートメーターがすでに設置されているかどうかで変わります。

状態 目安日数 理由
スマートメーター設置済み 約4日 検針・契約データの切り替えのみで、工事が発生しない
未設置(交換工事が必要) 約2週間 送配電事業者の委託業者が計器を交換する工事が入るため

スマートメーターの交換工事は、原則無料で、作業時間は10〜20分程度と短時間です。立ち会いが求められるケースもありますが、日中不在でも対応できることが多いので、申し込み時の案内を確認してください。

なお、電力会社によっては「申し込みから切り替え完了まで、余裕を見て1〜2カ月程度」と案内している場合もあります。これは検針日(メーターの数値を確認するタイミング)に合わせて契約を区切る運用上の理由によるもので、技術的な切り替え作業そのものが1〜2カ月かかるわけではありません。急ぎたい場合は、申し込み時に開始希望日を確認しておくと安心です。


停電・追加費用の不安について

乗り換えを迷う理由としてよく挙がる2点についても、はっきりさせておきます。

  • 切り替え中に停電するか → しません。電気を届ける送配電網は乗り換え後も同じ送配電事業者(東京なら東京電力パワーグリッドなど)が管理しており、契約データの切り替えだけで供給は継続します。
  • 工事費用がかかるか → スマートメーターの新規設置・交換は原則無料です。追加費用を請求する会社があれば、それは通常のケースではないので契約前に確認してください。

そのままパクれる手順

  1. 検針票か会員ページで「供給地点特定番号」「お客様番号」を確認する。この2つがあれば準備完了。
  2. 乗り換え先の電力会社・プランを決める。基本料金と電力量料金の単価差が主戦場(→ 下の電力ハブ記事で実例を確認)。
  3. Webか電話で申し込む。控えていた2つの番号を入力するだけで、旧契約の解約手続きは自動で連動する。
  4. スマートメーターの設置状況を確認し、開始希望日をすり合わせる。設置済みなら数日、未設置なら工事で2週間ほど見込む。
  5. 申し込みはポイントサイト経由でワンクッション得をする。同じ申し込みでも経由の有無で数百〜数千ポイント変わることがある。

注意点

  • 今の契約に解約金・違約金がないかを先に確認する。契約年数の縛りがあるプランでは、乗り換えのタイミングによって違約金が発生することがある。
  • オール電化住宅・太陽光発電(売電契約)がある場合は、通常の乗り換えより確認事項が増えることがあるため、事前に乗り換え先へ相談する。
  • 「即日切り替え」を謳う案内は基本的に無い。最短でも数日はかかる前提でスケジュールを組む。
  • 日数・費用の扱いは事業者やエリアによって変わるため、最終的な条件は必ず申し込み先の公式ページで確認する。

まとめ

電力会社の乗り換えは、「番号を2つ用意して、Webで申し込むだけ」という手続き面ではシンプルな作業です。止まる不安も、電話をかける手間も、実際にはほとんどありません。

迷っている時間があるなら、まず検針票を探すところから始めてみてください。

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出典:資源エネルギー庁「電力会社の切り替え方法」(enecho.meti.go.jp)/電力広域的運営推進機関(OCCTO)「スイッチング支援システムの利用」(occto.or.jp)。日数・費用の扱いは事業者・エリアで異なるため、申し込み時は各社公式ページで最新情報をご確認ください。